| 100ドルラップトップコンピュータを用いた学習
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ダウンロ-ドでした
作者の群
2005年9月、MIT(マサチューセッツ工科大学)メディアラボのOLPC(One Laptop per Child)グループは、AMD,
Google, Red Hat等の協力を得て、IT途上国の子供達に100ドル(約1万2千円)のラップトップコンピュータを提供する、と発表した<
http://laptop.media.mit.edu
>。このパソコンは,一般の小売店では販売されず、政府組織に対してのみ販売される。これは、子供達が科学や社会の探求をしたり、新しいメディアを創造したり、オンラインで議論したりする機会を提供するであろう。つまり、このことは、子供達のニーズや興味や文化に適した方法で学習を支援しなければならないという、大きな社会的責任も担っている。
一方,我々は、G1:1< http://www.g1to1.org
>という、世界20ヶ国以上の研究者コミュニティを形成し、一人一台のコンピュータを用いた将来の学習環境について研究を進めてきた。G1:1の研究グループのメンバは、教育へのコンピュータ利用の研究分野では20年以上の経験があり、「コンピュータを一人一台づつもつだけでは、十分な学習環境を実現できない。」と主張している。1980年代に、教師によるソフトウェアの利用方法の訓練やコンピュータを用いた学習活動のサポート体制も無しに,コンピュータが多くの学校に導入された頃から始まり、近年の携帯電話や携帯端末を用いたインフォーマルな学習支援の実現に至るまで、我々は、様々な成功例や失敗例を多く見てきた。
新しいデジタルメディアに慣れ親しむことは、パソコンを持っているだけでは実現されず、友達や教師、両親、コミュニティなど様々な人々による多様な支援を通して実現されるものである。我々は、学習に必要な条件を理解する研究に始まり、よりよい学習のためにどのように技術を用いるべきかという問題に取り組んできた。1:1(一人一台のコンピュータ)への取組はタイムリーであるが、しかし、それは十分注意を要する。
また,OLPCが提供する素晴らしい機会は、ソフトウェア設計者やIT起業家、教育改革者達の新しい世代を奨励する教育システムやサービスを通じて、ラップトップパソコンを用いた学習の好循環をもたらすであろう。彼らが作り出した新しい商品やサービスは、コンピュータ関連商品やサービスへの要求と教育改革そのものの支援を増大させながら、生活水準を高めていくであろう。
100ドル以下でパソコンを提供することは偉大な挑戦の一つである。全ての子供達にパソコンを提供することは良い転機であると思うが、我々は、以下にまとめた基本事項を見過ごしてはいないと考えている。この基本事項は、学習や知識共有のための新しいオープンソフトウェアの設計、公平さの問題、教育者やもっと広いコミュニティへの支援を提供すること、そして技術やシステムを現地の要求や違いに適応すること等を含んでいる。さらに、このプロジェクトが長期的な視点で成功するためには、子供達や社会全体で見守り,サポートする必要がある。
ここに我々は、子供達、教師、両親、コミュニティ、そして政府が,このパソコンを用いた学習を成功へと導く、いくつかの基本事項を提案する。
- バリアを取り除くこと: 少女達が学習だけでなく、技術革新にフルに参加することができることを保証する。また、能力に関係なく全ての子供達が技術を用いた学習環境を利用できるようにする。
- 一緒に学べること: 共同学習が行えるソフトウェアを開発し、孤立を克服することを支援する。共同学習が行えるソフトウェアを開発し、孤立を克服することを支援する。
- 成功を促進すること: 教育者、技術者、学習者のための、教育のための技術のための報酬、認証、評価制度を提供する。
- 幅広いアクセスを提供すること: 子供達が母国語で情報にアクセスしたり、言語バリアを超えてコミュニケーションできるようにする。
- メディアリテラシを身につけることを支援すること: 幼い子供達がwebサイト、倫理、プライバシ、リスクなどを評価することを支援する。
- 個人個人の学習を支援すること: 子供達がただ単に教材を利用するだけでなく、知識を構成し、新しいメディアを作り出し、そして互いに対話することを支援する。
- 現地でのセットアップを支援すること: 現地で技術指導や教育指導にあたるスタッフをトレーニングする場を提供する。
- 技術革新を拡大すること: 子供達がパソコンを用いて学習する方法を新しく発展させ、普及させる。
- 現地のニーズに適応すること: あるコミュニティは独自のソフトウェアを開発したいかもしれないし,あるいは、コミュニケーションとコラボレーションのツールが必要かもしれない。現地コミュニティは政府以上に必要なニーズを知っており、新しい技術だけでなく,彼らに対して多様な学習の方式を示す必要がある。
- 新しい教育サービスを提供すること: 共同執筆やメディア共有、遠隔教育など,様々な技術を含む,新しい学習の方法を提示すること。
我々は、学習、教育、トレーニングの多大な機会を与えるであろう、MITの活動を大いに賞賛する。第一に、子供達がどこでも自分のパソコンをもちオンラインで学習でき、世界中の子供達と知識を創造し共有できる可能性がある。我々の目的は、教育工学の過去の失敗や成功例から学び、多くの良い実践例を発展させて、学習のための真のツールとして100ドルコンピュータをすることである。
和訳:緒方広明(Hiroaki Ogata, http://www-yano.is.tokushima-u.ac.jp/ogata/)
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作者の群
Alice M. Agogino
Roscoe and Elizabeth Hughes Distinguished Professor
of Mechanical Engineering
University of California at Berkeley, USA
Nicolas Balacheff
CNRS senior scientist
Laboratoire Leibniz, France John Brecht
Center for Technology in Learning
SRI International, USA Tom H. Brown
Deputy Director: TLEI
University of Pretoria, South Africa
Tak-Wai Chan
Director, Research Center for Science and Technology
for Learning
National Central University, Taiwan
Pierre Dillenbourg
Professor of Learning Technologies
Swiss Federal Institute of Technology, Lausanne
Randy J. Hinrichs
Group Program Manager, Technical Computing,
Advanced Strategies and Policy
Microsoft Corporation, USA H. Ulrich
Hoppe
Institute for Computer Science and Interactive
Systems
University Duisburg-Essen, Germany
Sherry Hsi
Director of Research and Evaluation, Center
for Learning and Teaching
The Exploratorium, USA Kinshuk
Advance Learning Technologies Research Centre
Massey University, New Zealand Chee-Kit
Looi
Head, Learning Sciences Lab
National Institute of Education, Singapore
Rory McGreal
Professor & Associate Vice President Research
Athabasca University – Canada's Open University
Marcelo Milrad
Co-director, Center for Learning and Knowledge
Technologies (CeLeKT)
Vaxjo University, Sweden Cathie Norris
Professor, Department of Cognition and Technology
University of North Texas, USA Hiroaki
Ogata
Associate Professor, Dept. of Information Science
and Intelligent Systems,
University of Tokushima, Japan Claire
O'Malley
Professor of Learning Science
University of Nottingham, UK Charles
M. Patton
Senior Researcher, Center for Technology in
Learning
SRI International, USA Roy Pea
Professor & Director, Stanford Center for Innovations
in Learning
Stanford University, USA Peter Reimann
Professor of Education, Computer-supported
Learning and Cognition (CoCo) Unit
University of Sydney, Australia Jeremy
Roschelle
Director, Center for Technology in Learning
SRI International, USA Marlene Scardamalia
Director, Institute for Knowledge Innovation
and Technology
OISE/University of Toronto, Canada
Mike Sharples
Professor & Director, Learning Sciences Research
Institute
University of Nottingham, UK Elliot
Soloway
Arthur F. Thurnau Professor, Dept of EECS,
College of Engineering
University of Michigan, USA Herman
van der Merwe
Professor & Director, Telematic Education
Tshwane University of Technology, South Africa
Earl Woodruff
OISE
University of Toronto, Canada Demetrios
Sampson
Professor, Dept of Technology in Education
and Digital Systems
University of Piraeus, Greece
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